質屋には、暗黙のルールがある

質屋の暗黙のルール。

これを公表してしまっていいものか、という意見はさておき、利用者の利益のために、有益な情報としてご紹介させていただきます。

そもそも質屋は、閉鎖的で排他的な業種として有名です。

内部のマニュアルも流出することが少なく、営業実態もつかみにくいところのある「謎」の多い業界なのです。

新規参入の質屋に対しても冷たかったり、質屋商や古物商だけが入れる謎のイベントがあったりして、伝統がある質屋業界なだけに、不可思議なルールも多いわけです。

地域性もあり、一概には言えませんが、組合の存在や影響力が大きく、新規参入が難しいというのは確かです。

新規参入が難しい理由の一つに、「質蔵」があります。

営業許可を得るために、質蔵を設けなければいけないのですが、この質蔵の基準が厳しいのです。

しかも地方によって、基準が異なるうえ、防犯上の理由から、基準が公開されていません。

ですから、設計申請して、「ここがダメ」と言われるところを直していく形でしかまっすぐ進めません。

建ててしまってから基準に満たないことが発覚し、営業許可が下りず、結局改装しなければならなかったというお話も聞きます。

これも、不思議なルールです。