借入れするならキャッシング

はじめてキャッシングを利用する方にとって、何からはじめていいか迷ってしまう人がたくさんいらっしゃいます。

キャッシングといっても、どんな利用を考えているのか、いくら借り入れするのか、いつまで借りていつ返すのかなど、あらかじめ決めておく必要のあることがあります。

利用目的が決まっている場合には、使途が限定された目的ローンを利用することによって、低金利ローンを引き出すことが可能です。

目的にあったローンが見つからない場合に限り、使途自由のフリーローンを選ぶという手順がベストです。

利用額によって決める場合は、金融商品を提供する企業の特徴をつかんでおきましょう。
大手の消費者金融の多くは、限度額が50万円というカードローン商品が多く、これは融資の即日性を重視しているためです。

50万円までの融資では、収入を証明するなどの面倒な手続きを踏まずに貸せる限度だからです。そのぶん、すこし利息が高めとなっています。

信販会社が発行するローン専用カードは、大口融資が多く、金利は低めです。
低いところだと、一桁台の商品もあり、高額融資希望者に人気です。

消費者金融と信販会社の中間に位置するのが、銀行系無担保融資商品。
アコム、モビット、オリックスVIPローンいったところが低金利ローンとして有名です。

銀行が消費者融資に参加するわけ・・・

大手の消費者金融の特長は、申込者に対する迅速な対応。

いわゆる即日融資のキャッシングが大きな特長です。

利用可能ＡＴＭもコンビニなどと提携することでエリア拡大に成功し、利便性も格段とアップしました。

そうした戦略によって大手消費者金融の消費者ローンのシェアは、銀行や信販会社を遙かにしのぐ40％以上を獲得するに至ったのです。

一方、三井住友銀行グループなどのように銀行が個人向けに無担で保融資している商品は少なく、審査などの敷居が高く、また、消費者融資に関するノウハウがないため、獲得シェアも少なかったのです。

大手消費者金融の貸付残高や、長者番付に名を連ねる面々でもわかるように、消費者融資は莫大な利益を上げることのできる商売なのです。

そこに目をつけた銀行は、消費者金融との提携により、貸付ノウハウの享受や消費者金融金融へのＡＴＭ解放を実現するなど、互いの情報を提供しあうことによって、消費者融資に参入することに成功したのです。

それが、銀行系消費者金融という形になって登場したのです。

その結果、従来貸し出しまでの所要時間が数日～数週間を要していたのが、申し込んだその日に融資が実行される、即日融資のローン商品開発につながったのです。

また、銀行系消費者金融は、その資金調達力から、消費者金融では実現が難しい、低金利ローンを実現し、あっという間にシェアを獲得するようになったのです。

現在では、即日性も低利性も併せ持つ即日低金利ローンといえば、銀行系のカードローンという地位を築きました。